吟遊詩人(The Intrusive Authour)

吟遊詩人とは

吟遊詩人とは筆者が直接読者に語りかける用法のこと

 

その技法にはどのような効果があるのだろうか

 

それは読み手に与える影響 [breaking frame]「枠組みの破壊」と関係がある。

 

作品の中の世界の外に筆者がいて、その幻想を崩してくる、つまりは作り物だということに気づかせてくるのだ。

 

しばしば吟遊詩人はanonymous(無色透明な語り手)とも呼ばれ、読者にとって押しつけがましく説教くさいような印象を与えてしまうので、かつては多くの作品において使われていたが、18~19世紀にかけて衰退していってしまった。

 

この技法を用いる作品の中に「グレートギャツビー」があると思う。

 

この作品の中に